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AI AND THE TRADE 塗装会社はAIとどう付き合うか

2026.08.08 Web集客のコツ

AIという言葉を聞くたびに、うちには関係ない、と思っていませんか。塗る仕事はAIにはできません。それは事実です。でも、社長が現場から帰ってきた後にやっている仕事、たとえば見積、写真の整理、報告書、投稿文。AIが得意なのは、まさにそこです。この記事では、塗装会社が何から手をつければいいのかを、順番に沿ってお伝えします。

AI活用 業務効率化 人手不足 塗装会社

まだ6割が使っていない。だから今が入りどきです

中小企業のAI利用について、公的機関がまとまった調査を出しています。全国の中小企業10,000社に配布し、1,668社から回答を得たものです。

  • AIを導入している ── 20.4%
  • 導入を予定・検討している ── 18.6%
  • 導入していない ── 61.0%

まだ6割が手をつけていません。慌てて全部やる必要はない、ということです。同時に、今から始めれば十分に早いということでもあります。

出典:独立行政法人中小企業基盤整備機構「中小企業のAI等の利活用に係る実態調査」(2026年3月公表)。調査期間 令和7年11月17日〜12月12日、全国の中小企業10,000社に配布・有効回答1,668社(うち建設業249社)。

AIが入っているのは、現場ではなく事務です

同じ調査で、社内のどの部門でAIが使われているかも出ています。ここが今日いちばんお伝えしたい部分です。

  • 総務・管理の仕事 ── 68.3%
  • 営業・販売・サービス ── 60.3%
  • 経営・企画 ── 58.5%
  • 製造・生産(=現場の仕事) ── 34.9%

現場が一番低いのです。そして事務が一番高い。

塗装会社に置き換えると、こうなります。足場を組む、下地を作る、塗る。この仕事はAIには渡せません。渡せるのは、社長が夜や日曜に片づけている書類仕事の方です。

導入した会社が実際に感じた効果も、はっきりしています。「業務効率化・作業時間の短縮」が83.2%で突出していました。つまりAIは売上を魔法のように増やす道具ではなく、時間を返してくれる道具だということです。

失敗するのは「全部やろうとしたとき」です

調査では、導入できていない理由も聞いています。上位は次のとおりでした。

  • 成功事例・活用事例などの情報が足りない ── 83.3%が不足と回答
  • どのツールや会社を選べばいいかの情報が足りない ── 79.8%

ツールが悪いのではなく、何にどう使えばいいかが分からないのが本当の壁です。だから、いきなり全部を変えようとすると必ず止まります。

おすすめの順番はこうです。

毎週やっている、面倒な作業を1つだけ選ぶ。
それをAIに渡してみる。
楽になったら、次の1つに進む。

これだけです。1ヶ月で1つ。1年で12個も減れば、社長の夜の時間はかなり変わります。

塗装会社が、最初に渡すといい仕事

効果が出やすい順に並べます。上から試してみてください。

1. 現地調査のあとの報告書づくり

撮ってきた写真から、施主さまに渡す診断報告書を作る作業です。今まで手書きやワードで1〜2時間かかっていたものが、写真を入れるだけで形になります。しかも施主さまに残る紙が増えるので、成約にも効きます。ここが一番おすすめです。

2. Googleマップやブログの投稿文

週1回の投稿文を毎回考えるのは大変です。施工した内容を2〜3行伝えるだけで、文章にしてくれます。ただしそのまま出さず、必ず読んで直すこと(後述します)。

3. クチコミへの返信文

返信は24時間から72時間以内が理想ですが、忙しいと後回しになります。特に低い評価がついたときは、感情が入らない冷静な文章を作るのにAIが向いています。

4. お客様への説明資料

塗料のグレードの違い、なぜこの工程が必要か。毎回口で説明していることを、1枚の紙にしておけば使い回せます。

5. 見積書や請求書の下ごしらえ

数字そのものはAIに任せず、社長が決めます。AIに渡すのは体裁を整える部分だけです。

逆に、最初に手を出さない方がいいのは「AIで新しい事業を始める」「全部を自動化する」といった大きな話です。まず今ある仕事を1つ楽にする。そこからです。

これだけは守ってほしい3つのこと

AIは便利ですが、使い方を間違えると信用を落とします。塗装会社が気をつけるのはこの3つです。

1. 数字と固有名詞は、必ず自分で確かめる

AIはもっともらしい嘘を書きます。金額、築年数、塗料の名前、保証年数。これらをAIに考えさせてはいけません。事実は社長が入れて、AIには文章を整えさせるだけにしてください。

2. お客様の個人情報を入れない

お名前、住所、電話番号をAIに打ち込まないでください。写真から住所や表札が写り込んでいないかも確認します。

3. 読まずに出さない

AIが書いた文章をそのまま投稿すると、どこか他人事の文章になります。施主さまは意外とそれを感じ取ります。必ず読んで、自分の言葉に直す。ここは省略できません。

AIが増えるほど、人の価値は上がります

最後に、いちばん大事なことをお伝えします。

AIが文章も画像も作れるようになると、みんなが同じような綺麗なホームページと、同じような投稿文を持つようになります。そうなったとき、何で選ばれるでしょうか。

実際に屋根に上って見た人の言葉です。10年前に塗った家がどうなっているかを知っている経験です。近所の◯◯さんのところもやりました、という信用です。これはAIには作れません

だからAIに渡すのは事務仕事だけでいいのです。そして空いた時間を、施主さまと話す時間、現場を丁寧に見る時間、OB客に点検の連絡をする時間に使う。それがAIと共存するということだと思っています。

まとめ

  • まだ6割の中小企業がAIを使っていない。今からで十分間に合う
  • AIが入っているのは現場(34.9%)ではなく事務(68.3%)。塗る仕事は奪われない
  • 効果の1位は時間の短縮(83.2%)。売上より先に、時間が返ってくる
  • 失敗の原因はツールではなく、何に使うか分からないこと。だから1つずつ
  • 数字と固有名詞は必ず自分で確認。個人情報は入れない。読まずに出さない

まずは今週、面倒だと感じた作業を1つだけ思い出してみてください。そこがスタート地点です。

HAKUSOは、塗装会社さま専門でGoogleマップ・ホームページ・施工事例動画・診断報告書までをAIを使って形にしています。何から始めればいいか分からない場合も、御社の状況を無料でお調べしてご提案します。全国どこでもオンライン対応、しつこい営業はいたしません。

よくある質問

塗る仕事は奪われません。中小企業基盤整備機構の調査(2026年3月公表)によると、AIが導入されている部門は総務・管理が68.3%と最も高く、製造・生産(現場の仕事)は34.9%と最も低い結果でした。つまりAIが先に入っているのは現場ではなく事務です。塗装会社であれば、足場・下地・塗装といった現場作業ではなく、見積書、診断報告書、写真整理、投稿文、クチコミ返信といった書類仕事をAIに渡すのが現実的です。
毎週やっている面倒な作業を1つだけ選んで渡すことから始めます。効果が出やすい順は、1つ目が現地調査後の診断報告書づくり(写真から作れて成約にも効く)、2つ目がGoogleマップやブログの投稿文、3つ目がクチコミへの返信文、4つ目がお客様への説明資料、5つ目が見積書や請求書の体裁づくりです。いきなり全部を自動化しようとすると必ず止まります。1ヶ月に1つずつが現実的です。
中小企業基盤整備機構の調査(全国の中小企業10,000社に配布・有効回答1,668社・令和7年11月17日〜12月12日実施)では、AIを導入しているのが20.4%、導入予定・検討中が18.6%、導入していないが61.0%でした。導入した企業が実感した効果は「業務効率化・作業時間の短縮」が83.2%で突出しています。導入できていない理由はツールの問題ではなく、成功事例や活用事例の情報が足りない(83.3%が不足と回答)ことでした。
3つあります。1つ目、金額・築年数・塗料名・保証年数などの数字と固有名詞をAIに考えさせないこと。AIはもっともらしい誤りを書きます。事実は自分で入れて、AIには文章を整えさせるだけにします。2つ目、お客様の氏名・住所・電話番号を入力しないこと。写真に表札や住所が写り込んでいないかも確認します。3つ目、AIが書いた文章を読まずに出さないこと。必ず自分の言葉に直してから公開します。