新しいお客様を1件取るのは大変です。チラシを撒き、広告を出し、現地調査に行って、それでも決まらないこともある。一方で、すでに一度お金を払ってくれた人とは連絡が途切れたままになっていませんか。この記事では、OB客への点検案内で仕事を作る方法をお伝えします。集客の中で、いちばん費用が安く、いちばん決まりやすい方法です。
お客様を探す方法の2位は、リピートです
塗装会社を探すとき、施主さまが何を情報源にしているか。調査では、知人からの紹介が29.2%で最も多く、インターネット検索16.9%、近所の家が利用していた13.3%と続きます。
つまりすでに繋がっている人から仕事が生まれる割合は、かなり大きいということです。ところが多くの会社で、工事が終わった瞬間に連絡が止まります。
出典:訳あり物件買取ナビ by AlbaLink 外壁塗装経験者195人へのインターネット調査(2025年7月26日〜8月9日実施)。
3年後、5年後がタイミングです
塗装した家は、数年で状態が変わります。シーリングが切れ始める、北面に苔が出る、付帯部が先に傷む。この時期に一声かけるのが、いちばん自然な接触です。
- 1年後:不具合がないかの確認。ここは営業ではなくアフターです
- 3年後:付帯部(雨樋・破風・木部)の傷みが出始める時期
- 5年後:シーリングの状態確認。部分補修の相談が出やすい
- 8〜10年後:次の塗り替えの検討期
大事なのは、次の塗り替えの時期だけ狙わないことです。1年後、3年後に顔を出しているから、10年後に思い出してもらえます。
売り込みにならない声のかけ方
OB客への連絡がうまくいかない理由は、たいてい売り込みに見えるからです。こう変えます。
やること
- 点検の案内として連絡する(塗り替えの案内にしない)
- 近くを通る用事があるついでに、という形にする
- 見て問題なければ「大丈夫でした」で終える。ここで無理に工事を出さない
- そのときに、近所や知人で困っている方がいたら教えてください、と一言添える
やらないこと
- 塗ってすぐの家に塗り替えの案内を送る(不信につながります)
- 全員に同じDMを一斉送信する(一人ひとりに合わせた方が返事が来ます)
- 不安を煽る(このままでは雨漏りします、は点検商法と同じに見えます)
OB客から生まれるのは、工事だけではありません
実はここがいちばん大きい効果です。
- クチコミ。工事直後にお願いしそびれた方でも、点検で再会したときなら自然に頼めます
- 紹介。ご近所や親戚に塗り替えを考えている人がいれば、一番に名前が出ます
- 次の工事。屋根、外構、水回り。塗装以外の相談も来ます
特にクチコミは、順位にも効きます。新規集客のためにやることが、OB客への一声で同時に進むわけです。
今日からできる進め方
- まず名簿を作る。工事した年・住所・連絡先だけで十分です
- 3年以上前の施工から順に並べる
- 月に5件から10件、無理のないペースで連絡する
- 反応があった家だけ、実際に見に行く
一気に全員へ送る必要はありません。月に数件でも、1年続ければ数十件になります。しかも広告費はゼロです。
まとめ
- お客様の情報源は紹介29.2%が最多。既存の繋がりから仕事が生まれる
- 1年・3年・5年・10年で声をかける。次の塗り替えだけ狙わない
- 点検の案内として連絡し、問題なければ工事を出さずに終える
- 生まれるのは工事だけでなく、クチコミと紹介。順位にも効く
- 月5〜10件のペースで十分。広告費はかからない
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