「だいたいいくらぐらいですか」。電話でも現場でも、必ず聞かれる質問です。ここでの答え方ひとつで、その後の話が進むかどうかが変わります。多くの会社が「見てみないと分かりません」と答えますが、実はこれがいちばん機会を逃す答え方です。この記事では、金額を約束せずに、相手が次に進める答え方をお伝えします。
「見てみないと分かりません」で、話は止まります
この答えは正しいのです。家の大きさも状態も分からないのに、金額は言えません。
ただ、施主さまの側から見ると違って聞こえます。教えてくれない、と受け取られます。そして次に何をするかというと、金額が書いてある別の会社を探します。
塗り替えを考え始めた施主さまが最初に知りたいのは、正確な金額ではありません。50万なのか150万なのか、どのくらいの買い物なのかです。そこが分からないと、家族に相談することすらできません。
施主さまが決め手にしているのは「納得」です
外壁塗装の経験者195人に選んだ決め手を聞いた調査では、1位が「価格に納得した」37.9%でした。安かったから、ではありません。
一方で、業者選びで心配だったことの1位は「相場より高い請求をされる」36.9%です。つまり施主さまは、高いことより、それが妥当か分からないことを恐れています。
だとすれば、答えるべきは正確な金額ではなく、判断できる材料です。
出典:訳あり物件買取ナビ by AlbaLink 外壁塗装経験者195人へのインターネット調査(2025年7月26日〜8月9日実施)。
相場を聞かれたときの答え方
型はこうです。順番が大事です。
1. 幅で答える
「一般的な30坪くらいのお家で、◯◯万円から◯◯万円くらいが多いです」。幅で言えば約束にはなりません。それでも施主さまは、どのくらいの買い物かが分かります。
2. 何で変わるかを、その場で言う
「変わるのは主にこの3つです」と続けます。家の大きさ、傷み具合、使う塗料のグレード。この3つを言うだけで、なぜ即答できないのかが納得に変わります。教えてくれないのではなく、真面目に見ないと言えないのだ、と伝わります。
3. どうすれば正確に出せるかを示す
「一度見せていただければ、その場でお出しできます。無料です」。ここまでを一続きで話すと、断られずに現地調査まで進みます。
4. 焦らせない
「今すぐでなくても構いません」を必ず入れます。ここがあるかないかで、押し売りに見えるかどうかが変わります。
ホームページに料金を載せるべきか
結論から言うと、幅で載せた方がいいです。理由は3つあります。
- 載せていない会社が多いので、それだけで差がつく
- 金額が分からないと、比較の候補から静かに外れる
- 安さだけを求める人が事前に減るので、話が早い相手だけが残る
載せ方も幅で構いません。「外壁塗装 30坪の目安 ◯◯万円〜◯◯万円」。そして必ず「お家の状態によって変わります」と添えます。
電話で聞かれたときの実例
施主:だいたいいくらぐらいかかりますか。
社長:ありがとうございます。お家の大きさにもよりますが、30坪くらいの2階建てで、外壁だけなら◯◯万円から◯◯万円くらいが多いです。変わるのは、お家の大きさ、傷み具合、それと使う塗料の種類です。この3つで結構変わりますので、一度見せていただければその場で正確にお出しできます。見るのは無料ですし、今すぐでなくても大丈夫です。
ここまでで30秒です。金額は約束していません。でも施主さまは、規模感を掴み、なぜ幅があるのかを理解し、次に何をすればいいかが分かった状態になります。
まとめ
- 「見てみないと分かりません」は正しいが、教えてくれないと受け取られる
- 施主さまが知りたいのは正確な金額ではなく、どのくらいの買い物か
- 答え方の型は、幅で答える → 何で変わるか3つ言う → 無料で正確に出せると伝える → 焦らせない
- ホームページにも幅で載せる。載せない会社が多いので差がつく
HAKUSOでは、料金の見せ方の設計から、ホームページへの掲載までお手伝いしています。金額そのものは社長が決めるもので、こちらから指定することはありません。無料で御社の現状をお調べします。
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