Web集客を頼んだのに成果が出ない。その原因の多くは、業者の腕ではなく役割が決まっていないことです。全部やってもらえると思っていた社長と、指示を待っていた業者。この行き違いで数ヶ月が過ぎます。この記事では、塗装会社さまがWeb集客支援を受けるときに、社長が何をして、業者が何をするのかを、実際の90日の流れとあわせてはっきりさせます。
社長にお願いすることは、2つだけです
先に結論からお伝えします。Web集客がうまくいっている会社で、社長にお願いしていることは基本的にこの2つだけです。
- 施工写真を数枚送ること(着工前・施工中・完成)
- 引き渡しのときに、お客様へ一声かけること(クチコミのお願い)
これ以外は、支援する側の仕事です。逆に言えば、この2つだけは社長にしかできません。現場に行くのは社長だからです。ここを業者が代わりにやることはできません。
多くの支援が止まるのは、この2つが動かないときです。写真が来ないと投稿も事例も作れません。クチコミが増えないと順位も上がりません。逆にこの2つさえ回れば、あとは全部こちら側で進められます。
「忙しくて写真なんて送れない」と思われるかもしれません。ただ、必要なのはスマホで撮った写真を月に数枚、LINEで送るだけです。撮り直しも、加工も要りません。
役割分担の全体像
どちらが何をやるのかを、はっきり分けるとこうなります。
支援する側(HAKUSO)がやること
- Googleビジネスプロフィールの整備(カテゴリ・説明文・サービス・対応地域・営業時間)
- 写真の整理と、地域名と工事名を入れたファイル名・説明の設定
- 週1回の投稿の作成と予約
- クチコミ依頼カードの制作(QRコード付き)
- 届いたクチコミへの返信文の作成
- 施工事例カード・施工事例動画の制作
- 順位・電話タップ数・クチコミ件数の毎週の計測
- 毎月のレポート作成と、次にやることの提案
社長がやること
- 施工写真を送る(月に数枚・スマホでOK)
- 引き渡し時にクチコミ依頼カードを手渡す
- Googleマップの管理権限をこちらに渡す(オーナーは社長のまま)
- 会社の事実を教える(保証年数・資格・対応できる工事の範囲)
- 問い合わせが来たら、いつも通り対応する
大事な点をひとつ。Googleマップの持ち主(オーナー)は社長のままにします。こちらは管理者として入るだけです。会社の資産は会社のもので、契約が終わればいつでも外せる状態にしておくのが正しい形です。
やらない仕事も、先に決めておきます
後で揉めないために、最初に線を引いておくべきものもあります。
- 現地調査・見積・商談 ── これは社長の仕事です。Web経由で来た問い合わせを、確実に決めるのは社長の腕です。
- ホームページの編集 ── 編集する権限をいただいていなければ触れません。触れないものを「やります」と約束しないのが誠実だと考えています。
- 問い合わせの一次対応の代行 ── 契約内容に入っていなければ別料金です。ここを曖昧にすると、どちらも損をします。
90日の流れ。いつ、何をして、何を狙うのか
実際にお手伝いするときの標準的な流れです。成果が出る順番に組んであります。
最初の1週間 ── 現在地を記録する
やること:今の順位、クチコミ件数、電話タップ数、写真枚数をすべて記録します。Googleマップの管理権限をいただきます。
狙い:ここを飛ばすと、後で「良くなったのか」が誰にも分からなくなります。before の数字を残すことが、3ヶ月後の判断材料になります。
1ヶ月目 ── 見つかる土台をつくる
やること:カテゴリを増やし、説明文を書き直し、サービスメニューと対応地域を登録し、写真をまとめて追加します。週1回の投稿を予約で入れます。クチコミ依頼カードを作って社長にお渡しします。
社長にお願いすること:施工写真を送る。カードを配り始める。
狙い:この段階では順位はまだ動きません。動くための材料を揃える期間です。ここで焦らないことが大事です。
2ヶ月目 ── クチコミと投稿を積む
やること:投稿を止めずに続けます。届いたクチコミには24時間から72時間以内に返信します。施工事例のカードや動画を作ります。毎週、順位を同じ条件で計測します。
社長にお願いすること:引き渡しのたびにカードを1枚渡す。一度に大量ではなく、週に2〜3枚のペースで。
狙い:ここで順位が動き始めます。クチコミと投稿の効果は、1ヶ月から3ヶ月ほど遅れて出てきます。
3ヶ月目 ── 電話が鳴るところまで持っていく
やること:上位に出るようになったら、次は行動を促す番です。電話ボタンを目立たせ、投稿に「今すぐ電話」を入れ、料金の目安をどう見せるかを設計します。
狙い:電話タップ数を増やすこと。塗装は電話が本命です。ここが増えて初めて、Web集客が仕事につながります。
3ヶ月後 ── 数字を並べて判断する
やること:最初に記録した before と、今の数字を同じ条件で並べます。順位、クチコミ件数、電話タップ、閲覧数。
狙い:続けるかどうかを、感覚ではなく数字で判断できる状態にすることです。伸びなかった項目も隠さずに出します。
実際にこの流れで支援した会社では、1ヶ月で「地域名+外壁塗装」が8位から1位になったケース、クチコミが3件から9件に増えたケースがあります(2026年7月31日時点の実データ)。ただし検索順位は場所や時期で変動しますし、同じ結果をお約束するものではありません。
うまくいかない会社に共通すること
逆に、止まってしまうパターンもはっきりしています。
- 写真が送られてこない ── 投稿も事例も作れず、更新が止まります。
- クチコミ依頼が始まらない ── 順位が上がる一番大きな要素が動きません。
- 1ヶ月で結論を出そうとする ── 効果は2ヶ月目以降に出ます。1ヶ月で判断すると、動き始める直前でやめることになります。
- 数字を見ずに「なんとなく反応が悪い」で終わる ── 何を直せばいいか分からないまま時間が過ぎます。
まとめ
Web集客支援でいちばん大事なのは、始める前に役割を決めることです。
- 社長がやるのは2つだけ。写真を送ることと、引き渡しで一声かけること
- 残りは支援する側の仕事。整備も投稿も返信も計測もレポートも
- やらないことも先に決める。現調・見積・商談は社長の領域、権限のない媒体は触らない
- 1ヶ月目は土台、2ヶ月目に順位、3ヶ月目に電話。この順番は飛ばせない
- before を記録しておけば、3ヶ月後に数字で判断できる
丸投げでもなく、社長の負担が増えるでもなく、お互いの持ち場をはっきりさせる。それがいちばん早く成果が出る形です。
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